冬山越え

昨日、出雲事務所への出張から戻りました。帰りは風雪が激しく、特に山中は真冬の光景でした。僕が乗ったバスは大雪による中国道通行止めにより迂回運行を余儀なくされ、しかも直後の便からは昨日は全部運休になったらしい。無事に帰れてほっとしました。

思えば、広島の大学院に入学して以来3年半、最初の2年半は出雲に居住しながら広島に毎週のように車で通いましたが(たいていは日帰り)、広島に転居してからの1年半は逆に月2回程度広島から出雲に出張する日々となり、いずれにしてもかなり頻繁に行き来をしています。

広島―出雲間を移動するには、どうしても中国山地を越えないといけないので、高低差からくる気圧の変化による頭痛(これは持病)に苦しめられるほか、冬場は今回のように雪に阻まれることも度々ありました。

それでも、往復の6時間は貴重な1人の時間であり、車の場合は英語のリスニング(TED Talkを聞く)練習、バスの場合は電子文献を読んだりと、有効活用できるので気に入っています。車中からの雪景色はなかなか見ものだし、秋には紅葉も楽しめたりします。(もちろん楽しいことばかりでなく、一度リスニング集中時にスピード違反で捕まりましたが・。)

昨日のバスの話に戻ると、中国道の大雪通行止めにより尾道方面まで迂回しての遠回りで1時間半遅れとなったのですが、運転手から何度も、「お急ぎのところ、迂回運行により遅れてご迷惑をかけてすみません」というアナウンスがありました。

その丁寧さは良いことでしょうが、迂回になったのはバス会社のせいでなく雪のせいなのでそんなに何度も謝る必要はないのに・・という印象です。バス会社が迷惑をかけたわけじゃないから。これも日本文化の一端というところか。

こちらからすると、迂回運行により運転手の労力負担が増えているうえに、高速料金とガソリン代も多くかかってるはずなのに、追加料金なしで広島に降ろしてくれて有難いというのが本音です。ちなみにコロナ禍もあって定員40人のバスに乗客は3人だけでした。

以上、今回は仕事・研究とまったく関係ないネタでした。

金山知明税理士事務所・国際税務コンサルティングオフィス

神戸に事務所登録をしている税理士、米国公認会計士、大学教員です。

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