今日も雨と曇り空の出雲に行っていました。山陰の冬の天候は、僕が1年ちょっと過ごしたスコットランドの秋冬のそれに似ていることに今更気づきました。曇りや雨が多く日光を貴重に感じるという点で。ただ比べればスコットランドの方が日光が少なく、これに日の短さが加わるわけですが。
退職後の8か月間、緊急事態宣言時を除いて、だいたい月に2回~3回くらい出雲に行ってサポート業務をする状況が続きました。出雲の出身事務所で、顧客からの相談案件などに対応するためです。退職してからだいぶ経ちましたが、まだ依頼してくれる案件があることを有難く思います。
それにしても、往復の高速バスの乗客の少なさに、コロナ禍の深刻な状態が継続していることを感じます。今回も往路は3人、復路は4人でした。一度は、広島から出雲まで乗客が僕一人ということもありました。バス会社の経営を心配してしまいます。
ただ、日本はまだはるかに状況が良い方にみえます。例えばスコットランドを含むイギリスでは今も外出や移動の制限があり、旅行や観光などは自由にできないようなので。今思えば僕が留学した時期は本当に恵まれていたと思います。
留学したのはEU離脱決定前で、ポンドが高くて授業料とか生活費など金銭面は大変だったんですが、少なくとも(当たり前ですが)外出・移動の自由があり、週末にはグラスゴー周辺の色んな知らない街を散歩することもできました。今留学中の人々の苦労を思います。
当たり前だと思っていたことがそうでなくなるという変化は、実は簡単に突然起こり得るという事実を突きつけられたこの1年でした。そうであるなら、執着することは無意味だという感覚を脇に抱えて、今できることに集中したいという思いです。
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