実現

ポートインク周辺の桜は、あっという間にほぼ満開になりました。慌ただしくも気持ちのいい季節です。昨日午前は税理士会国際部の会議、午後はある大学研究会に参加しました。いずれもまだオンラインです。

さて、広島にて1人でこの事務所を開業してから2年になりますが、僕は税理士業務の傍ら、大学教員への道を模索してきました。今年4月から関西のある大学で会計税務の非常勤講師を務めることが昨年暮れに決まっていたので、今年は広島で税理士業をやりながら大学非常勤講師を務めることになると思っていました。それだけでも自分にとって十分すぎるほど有難い境遇です。

そんな中、今月中旬に急遽新たな展開があり、4月から神戸のある大学にて5年間の任期付きながら、専任教員として会計学を教える機会をいただくことになりました。正直つい最近まで、今年専任教員として大学に採用されるとはほとんど予想もしていなかったので、自分でも驚きです。

大学教員になるというのは、実はイギリス留学時代（約6年前）からの目標の一つでした。当時からすると、学位や研究実績、教育歴、それに年齢の面（スタートが遅かったこと）からも、ほとんど達成不可能な目標にみえました。それを今年達成できることになり感慨深いものがあります。ここに至るまで手厚い助力をいただいた方々に深く感謝しています。

4月1日より神戸に移り、第2週から早速前期の講義を開始することになります。今後当面の間、大学教員が主たる職務になりますが、もちろん税理士事務所も継続します。しかしやはり近いうちに、事務所も神戸に移転することになりそうです。

今後、教員活動、研究活動、税理士実務という3つのことに同時に取り組むことになり、かなり忙しくなりそうですが、これらはすべて自分が強い意欲をもって自発的に、積極的に挑戦することなので、まったく迷いはなく、覚悟は決まっています。そのような挑戦ができる立場を得られたことを、とても有難いと感じます。すべてに全力投球しようと思います。

このサイトとブログは、これからも続けていこうと思っていて、大学関係の記事も支障のない範囲で入れていくつもりです。

【memo】

It always seems impossible until it's done.

（Nelson Mandela）