3月も半ばです。急にやってきた陽気に誘われて、久々に昼の散歩に出てみました。原爆ドーム周辺は、まだまだコロナ前と比べるととても人が少ない状態です。何よりまったくと言ってよいほど国際色がなくなり、残念に思います。
毎日ウクライナ情勢を注意してみています。核兵器による威嚇は論外だし、普通に暮らしている市民の住居を砲撃して命を奪うことが実際に行われていること自体、狂気としか思えません。
僕の研究分野である税務とか会計は、平和な経済社会での発展を前提としています。なので、大国による暴力が公然と行われている現状は、社会科学研究者のはしくれとしても受け入れがたいと感じます。
だからもちろん、侵略者に対する反抗と制裁が必要だと考えます。ただ同時に、それだけだと、さらに相手を刺激・孤立させて暴力のエスカレーションを招き、被害を大きくしてしまうとも思います。
となると、これは基本的に、制裁アプローチ一辺倒では解決せず、もしくはすごく極端な解決しか生まない。その極端な解決が必要かどうかは別として、もう一つのチャンネルとしての(たぶん水面下での)説得アプローチは、最後まで捨ててはいけないように感じます。
解決の光がみえて、僕の大事な研究対象でもある欧州社会が平静を取り戻すことを期待しています。
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