今後の研究テーマ

9月になり、多少涼しくなりました。神戸の大学での採用に伴って、事務所を神戸に移転してからもう半年が経とうとしています。

昨年の同じ時期は、ちょうど博士論文の執筆・提出が終わったところで、大学教員採用どころか、果たしてちゃんと学位が取れるのかどうかすら確実じゃなかったことを思うと、この1年、信じがたい展開でした。

大学での教育者、研究者でありながら、税理士業も維持できていることをとても有難いことだと思います。

7月末までは毎日、慣れない授業に追われる日々で、研究活動はストップしてましたが、8月の夏季休暇中に立て直し、次の研究テーマがかなり明確になりました。

アメリカ、イギリスの税務行政制度のうち、納税者や税務専門家による、税務申告に伴う情報開示を促進する枠組みについて深く研究してみようと思います。

この自発的情報開示を促す制度、つまり積極的に情報開示をする行為にインセンティブを与える仕組みは、日本では未発展の分野なので、その発展を促す意味でもやりがいのある研究だと感じます。

2年~3年をかけてこのテーマにじっくり取り組みながら、その間、段階的に論文にまとめて公表するつもりです。その研究の進捗については、このブログ内でも発表していこうと思っています。

写真は一昨日、摩耶山ふもとからみた神戸市街地(灘区、東灘区あたり)

金山知明税理士事務所・国際税務コンサルティングオフィス

神戸に事務所登録をしている税理士、米国公認会計士、大学教員です。

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