神戸に移ってからもう2か月以上が経ちました。勤務する大学は海辺にあり、僕の研究室も目の前は海というロケーションです。行き交う船の姿と汽笛の音は、神戸にいることを実感させてくれます。
大学での講義、特に自分の専門である会計学や簿記論の授業には少しずつ慣れてきた感があります。前期授業の約半分が終わり、喋る方の僕も、聴く学生の方もだんだん要領を得てきたという感じです。
ただ、専門分野以外にも、専任教員が分担して受け持つ独特のキャリア開発系や基礎学力系の講義があり、それらは初めてのことなので若干迷いながら進んできた2か月でした。これまで経験のない大勢の若者相手の授業に、毎日自分を試され、鍛えられているような感覚です。
いま、学生に説けるレベルの会計学と簿記論の知見を懸命に復元しつつ喋り、未来のキャリアや大学生活について語る授業に取り組み、同時に、他大学で一つ税法判例講義を担当し、実務家として税理士業をやっています。
予想を超える時間の制約から、研究活動のほうがいまはストップしてしまっているのがとても気になりますが、前期講義が終われば体勢を立て直して、また新たな論文に取り組むつもりです。
教育、実務、研究を同時にやるのはもちろん厳しい道だとわかってますが、どれも放棄したくないし、手を抜くことはできないので、全力でやると決めています。たいへんなのは確かですが、とても充実しています。毎日強く感じるのは、このような境遇を得られて、本当に有難いという気持ちです。
自分の持てる能力の範囲内でですが、このまま必死に、意欲をもって、毎日を精一杯やってみようと思います。
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