租税資料館賞の授賞式に出席するため、久々に東京に来ています。飛行機に乗るのも約2年ぶりでした。会場は、早稲田大学の近くにあるリーガロイヤルホテル東京。
受賞論文の題名は、「申告納税制度下における税務行政の公正と自発的コンプライアンスの研究 ―公正理論とオーストラリアの実例に基づく考察―」です。
租税資料館賞は今年節目の第30回で、過去最多の応募数だったとのことです。100本を超える応募論文を読み評価する選考委員のお仕事はさぞ大変だろうと想像します。今日の選考委員長の講評は面白く、とても印象深いものでした。
僕は40歳を超えてから研究を志した変わり者ですが、博士課程に入った4年前の時点からは、学位の取得に加えてこのような受賞を経験できるとは、本当に思ってもみませんでした。
ただ、博士論文にしても、この受賞論文にしても、租税法分野のほんの断片をみたものにすぎず、「学者」と呼ばれるレベルまで行こうと思えば、道は遠いと感じます。
今、僕はやはり実務家なので、今後も依頼を受けた仕事に真剣に取り組もうと思います。ただ、今年学位を取り賞をいただいたことを励みに、実務と並行というか相乗させる形で、さらに自分の研究を深めていこうと考えています。
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