経営学とコンサルティング

以前、英国(スコットランド)のグラスゴーでMBA課程を修めてから、もう4年になります。MBAというのは、(Master of Business Administration)の略で、要は経営学の修士のことです。経営学というのは、ちょっと変わった学問で、特定の分野を突き詰めるというより、企業(組織)経営に関する様々な知識を広く学ぶものという感じでした。

ただ、MBAの講義といえば、やはりビジネス戦略やマーケティングが中核になることが多く、グラスゴーMBAでもそこに重点があったと思います。僕は留学するまで、経営学についての体系的な知識を持たなかったので、MBAの授業の中で触れたビジネス戦略などの知識は、新鮮で面白く感じました。

税理士業は当然、お客様企業の決算書や申告書を作成するのがメインの業務になりますが、それらの仕事は、徐々にAIなどにより自動化、省力化されていく運命にあると思います。なので、今後税理士はますます、それ以外のコンサルティング分野に活路を求める必要があると思います。その意味でも経営学の知識は重要といえます。

僕はMBA後、学問的分野としては、(国際)税法学を選択しましたが、ビジネスコンサルティングに必要な、経営戦略(strategy)の分野にも、やはり学問的+実務的興味が尽きません。今後、それら分野について留学時代に書いたエッセイ(短論文)を再読して掘り下げてみたいと考えています。

金山知明税理士事務所・国際税務コンサルティングオフィス

神戸に事務所登録をしている税理士、米国公認会計士、大学教員です。

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